“すぐ口内炎ができる”のはなぜ? 背景と体を守る食事のポイント

むすめ

また口内炎できた…痛いよ~

ちはる

体がSOSを出しているサインなのよ

「ちょっと疲れただけで、すぐ口内炎ができる」
「ストレスがかかった週は、歯茎がズキズキする」

これ、実は 体がSOSを出しているサイン です。
単なる口のトラブルに見えて、体の中ではもっと深い原因が動いています。


目次

なぜ疲れただけで口内炎や歯茎の痛みが出るの?

ポイントは3つあります。

免疫の材料が足りていない

口の中は、細胞の入れ替わりがとても速い場所。
だからこそ 「材料不足」=すぐ炎症や痛み につながります。

特に不足しやすいのが

  • タンパク質(細胞の修復材料)
  • 鉄(酸素運び&免疫の要)
  • 亜鉛(粘膜の修復)
  • ビタミン群(エネルギーづくり)

どれか一つではなく、複数が同時に足りないケースがほとんど

思春期の子に多い
「お菓子多め」「夕食軽め」「朝抜き」
は、まさに粘膜が弱くなりやすい生活パターンです。


②疲労が重なると“炎症しやすい体”になる

むすめ

なんで疲れたら口内炎できるの?

ちはる

体の修理作業が追い付かないのよ

疲れすぎてエネルギーが底をつくと、“修理の作業”が追いつきません。

本来なら、寝ている間に

体は修復する

  • 傷ついた粘膜を直したり
  • 免疫を立て直したり
  • 体の中を整える仕事

疲れすぎると…

  • 口の粘膜→めくれやすい(弱い壁になる)
  • 歯茎 → 血が回りにくく腫れやすい
  • 免疫 → 抵抗力が下がる

ちょっとした刺激でも炎症が起こりやすい、
“過敏な状態” になってしまいます

③ ストレスで“血流がキュッ”と狭くなる

ストレスがかかると、自律神経が戦闘モードに。
この時、身体は「危険だ!」と判断し、末端の血流が低下します。

血流が落ちると…

  • 歯ぐきに酸素が届かず“ズキズキ痛む”
  • 口の粘膜の修復が追いつかず、口内炎ができやすい
  • 一度炎症が起こると治りにくい

ストレス × 栄養不足 × 疲労
が重なると、ほぼ確実に口まわりの不調が出てきます。

今日からできるかんたん改善法

タンパク質を1日に+20g意識

タンパク質は
粘膜・免疫・ホルモン・筋肉・脳の材料

とくに口内炎ができやすい子は、材料がすり減って“修理が追いつかない”状態

そこで、まずは毎日の食事で、タンパク質を少し増やすことが大切です。

積極的に摂りたいおススメ食品
  • 卵(1個):粘膜の修復に使う必須の材料がぎゅっと詰まっている。
  • 納豆(1パック):発酵食品で腸にもやさしい。たんぱく質と一緒にビタミンも取れて、炎症の回復を後押し。ビタミンBも一緒に取れるので治りが早い。
  • ヨーグルト or 豆乳:胃腸が弱っていても取り入れやすい“飲む・食べる”タイプのたんぱく源。朝に食べられない子にも◎。
  • ささみ・鶏むね:脂が少なく消化にやさしい。口内炎がある時でも食べやすい淡泊な味。
  • 豆腐:やわらかく、胃腸への負担が少ない。スープ・味噌汁に入れるだけでたんぱく質アップ。
むすめ

また口内炎できた…

ちはる

夕食のあと、少したんぱく質を入れておくといいのよ

「寝る前に食べると胃に悪いのでは…?」と心配されますが少量のタンパク質なら問題ありません。

少し補っておくことで、
夜中にエネルギーが切れず、粘膜の修復がしっかり進むため口内炎の予防にもつながります。

粘膜を守るミネラルをプラス

粘膜が弱くなる子は、ミネラル不足がとても多いです。
とくに「亜鉛」は、粘膜の修復や血流に欠かせない材料

  • 亜鉛 → 粘膜の修復に必要
  • 鉄 → 血流と免疫の材料

不足すると、
口の中の粘膜が“薄く・傷つきやすい”状態に

おススメ食品

  • 牡蠣
  • 豚肉
  • 赤身肉
  • レバー(好きな方だけでOK)
  • 小魚
ちはる

子ども向けには、
煮干しだし・ボーンブロス・卵料理 が取り入れやすいよ

スマホ時間が長い子は“目の疲労”も見直し

ちはる

目が疲れると血の流れが悪くなって、口の中も治りにくくなるよ

むすめ

え、目の疲れでもなるの?

疲れが続くと自律神経が緊張し、
口の粘膜に届く血流がダウン

その結果

  • 口の粘膜に届く 酸素や栄養が不足
  • 小さな傷が 修復しにくい
  • 結果として 口内炎ができやすくなる

“疲れているときほど口内炎ができやすい” のは
この 血流低下 → 修復が追いつかない という流れがあるためです。

目の酷使 → 自律神経の乱れ → 血流低下
で、口内炎が出やすくなります。

そこで、まずは毎日の中でできる
小さな工夫”から整えるのが大切です。

  • 夜のスマホ時間を短くする
  • 寝る前は暗い画面を控える
  • 湯船で首を温める

これだけでも、血流が整って
口内炎が改善する子がとても多いです。

まとめ

ちはる

口内炎は体からの小さなSOS

口内炎・歯茎の痛みは
“口だけの問題”に見えて、
全身の栄養状態やストレスのバロメーターでもあります。

  • エネルギー不足
  • タンパク質不足
  • ミネラル不足
  • 夜の食事の偏り
  • ストレスや疲労
  • スマホによる自律神経の乱れ

こうした負担が積み重なると、
粘膜が弱くなり、口内炎をくり返しやすくなります。

「すぐ口内炎ができる」は、体からの小さなSOS。

できるところから少しずつ、
粘膜を守る食事と生活習慣 を取り入れてみてくださいね。

ちはる

温かいスープやタンパク質を
ちょっとずつプラスしてみてね

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